疾駆する田舎 [通い路]
郊外は脱兎のごとく
ひたむきに奔走する
焼肉店に向かって
未来に向かって萌出する
ときあたかも田舎の春の遅い朝
垂れ込める曇天
心は晴れても
空は重たい偏頭痛
意欲はなく
現状維持が生きがいの地
オリンピック遠く去り
液晶テレビは泥まみれ
色ずれ受像機の走査線
長老どもはそうさせん
天に向かって叫びながら
このあぜ道を行く
焼肉「らいでん」前にて
2009-02-23 13:39
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私には夢がある。いつかゴルゴダの丘の上で老いも若きも美しい者も醜い者も分け隔てなく交際し交わり合っているという夢が。夢は夢のまま果てるのであろうか。
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